会場には200名のゲスト。
新郎新婦の入場を今か今かと首を長くして待っています。
とうとう待ちに待ったこの時がやってきました。
I の晴れ舞台。
今思い出しても胸が熱くなります。

なにぶん照明を落とした会場です。素人の私ではきれいに撮れるわけもなく、
見づらい写真もございますがどうぞ御覧ください。

お母様の手に引かれて入場。
お母様と手を取り合ったのは、
きっと遠い昔、幼い頃が最後
でしょうね。
温かい拍手をうけて、まぶしい位の
笑みをたたえ最高に輝いて
みえました。
この時のBGMはENYAでした。
今でもFMからこの曲が流れてくると、
思い出してしまいます。

私の席は高砂のそばでした。
壇上へあがる前に、私に視線を向けて
にこっと笑ってくれましたね。

ボールブーケを大事そうにたずさえて
くれましたね。ありがとう。
お花も祝福しているよ。
きみに抱かれて幸せそうだよ。
高砂についた二人。
すごくきれい!
新郎のKさん、惚れ直しました?


主賓のご挨拶、乾杯、新郎新婦へ
ちびっこ達からの花束贈呈と式は
進んでいきました。
花嫁は忙しい。お色直しのため中座。

しばし同席の旧友と談話。
なんだか胸がいっぱいで料理が
進みませんでした。

Yも連れてきました。

乾杯!

どう?
I、きれいでしょう?
旧友とのひとコマ

オフホワイトのドレスにお色直し
鮮やかな色内掛けからがらりと雰囲気が変わりました。
お色直しは花嫁の色々な魅力をお披露目するためのもの。
大変身の花嫁を見てあちこちから「きれい!」「すてき!」という声が・・・。
華やかな花あしらいに負けることのない、きみの存在感に心酔しました。
ケーキ入刀

儀礼服に身を包んだ花婿さんかっこいい!
どうぞ I をよろしくお願いします。
大切な親友をどうか幸せにしてあげてください。

I、幸せをもらったら倍返しするんだよ!
生花を豪華に飾ったケーキもすてきだけれど、
素直さが表現されたようなこのケーキ。
彼女たちの幸せを形にしたら、きっとこんな形。
これからやってくる幸せが沢山つまった
プレゼントの箱のよう。
可愛くて可愛くて、何枚も写真に残してしまいました。
にっこりと笑って。
きみの笑顔が何人の人に
移っていったことか。
ファーストバイト(※)

ゆっくり料理ができるようになればいいと思うよ。
なんだってみんな最初は初めてなんだから。ひとつずつ頑張っていってね。

そのヘアスタイル、すっごく似合ってる!
そのピンクのユリを選んで良かったな。見れば見るほどきれいなユリだから、
また入手したいと思っていたんだけど・・・。もう品切れになってた。
まるで I しか手にすることを許されていないようだわ。

※ファーストバイト
新郎が新婦に食べさせるのは「一生あなたに食べさせていきます」、新婦が新郎に
食べさせるのは「一生あなたにおいしいものを作って食べさせていきます」という意味があります。
花嫁から女性ゲストへの贈り物 ブーケプルズセレモニーの様子

希望者だけを募る形式にしました。参加できる人数は15名。
あっと言う間に定員になり、参加をお断りしなくてはならないほどでした。
ここぞとばかりにシャッターチャンスを狙って沢山の人が集まりました。
ベストショットを撮りたくてもちびっちゃい私。なかなかいい写真が撮れませんでした。
それを見かねて和服姿のスタッフさんが「ここに上がったらいかがですか?」と
高砂の壇上に上げて下さいました(笑)。

ブーケプルズのために用意したブーケ

ブーケを引き当てられなかった方には
バラのコサージュを贈ります。
リボンが引っ張られた瞬間です。
カゴからわっとお花があふれ出て、参加者は驚いた様子。
それもそのはず。はずれた方には「おすそわけのお花(コサージュ)」が
贈られることを、あえてふせて進行したからです。
15名もの人数でしたので、リボンがちょっと絡まってしまいました。
そのお陰で一瞬ブーケの行方がわからなくなりました。
「あ、お花がついてる!」「ブーケ誰に当たったの?」
ブーケにつながったリボンの先をたどってゆくと・・・
なんと、可愛らしい女の子がブーケをゲットしたのでした!
自分の身に何が起こったのかのみこめず、インタビューされて
「きょとん」とする女の子。まだまだお嫁にいかせるなんて
とんでもないですよね!?
いつかすてきな恋をして、幸せな花嫁さんになってね。

はずれた方たちへはささやかな「幸せのおすそわけ」。
バラのコサージュが贈られました。その場でドレスに
つけたりして喜んでいただけた模様。中にはプル用の
リボンでささっとフレンチボウを作って、髪に飾っていた
技アリの方もいらっしゃいました。
やって良かった!お手伝いができて良かった!

さて・・・
とうとうこの時がやってきました。友人代表の挨拶です。
右手と右足が同時に出そうになるほど緊張しました。
I へ書いた手紙を読む形式にしました。内容を抜粋してご紹介しますね。
かなり固まっている状態です・・。
本日の出で立ちは、ボルドーのフォーマルドレスに
お手製のコサージュです。札幌へ出発する前夜に
作った超スピード仕上げ。
    I へ

結婚おめでとう。
出会ってからもう10年以上たつんだね。
高校2年の春、大人びた I の大きな瞳に正直どぎまぎしてたんだ。
でもいつしか言葉をかわすようになって、I のセンス溢れる話術の
おかげで、仲良くなるまでそう時間はかからなかった気がする。
Kさんを大切にするんだよ!
Kさん、I をよろしくお願いします。
それと今日は私の作ったお花たちを使ってくれてありがとう。
世界一美しい花嫁さんを見ることができて、私もすごく幸せ。
一生の思い出だよ。
これからもずっと大切な友人でいてください。
幸せになってね。本当におめでとう!

やっと緊張がとけてYと一緒に記念撮影

Y、ちゃんと見てるかい?
今日の I、すっごくいいっしょ?
Yの笑顔がすぐそこにあるような気がしてならないよ。
Yの声が、笑い声が聞こえてくるような気がするよ。
やっと3人一緒の結婚式になったね!


最後のお色直し

キャンドルセレモニーで照明が落とされたため、なかなか上手に撮影ができませんでした。

白ドレスのアダルトな雰囲気と打って変わって、今度は可愛くて爽やかな装いに大変身。
ヘアスタイルもすごく可愛い。
和装の艶やかさから洗練された大人の女性へ、そして可愛くて初々しい女性へ・・・
全て雰囲気の異なるお色直しは「すてき!」の一言に尽きました。

思い切ってリストレットを大きめにして正解だったと思います。
ブーケを持っている時手元のリストレットはすっかり隠れていたし、ブーケを持たないシーンが
サマになります。お開きになって出口でゲストをお送りする際、
ブーケはスタッフに預けて、本人はドラジェの入ったバスケットを持っていました。
リストレットをつけていると手元が寂しくならないし、その姿がとっても可愛らしかった!

残念ながら切れてしまいましたが、後姿もとってもきれいでした。
ティアラをつけるのでヘッドパーツは使えなくなっちゃったと言っていたけれど、
小花(ブルースター)をさりげなくバックにあしらって・・・
私のいるテーブルへ・・・

暗い中の写真撮影をあきらめて、最後の入場時はYの写真を胸に抱いていました。
しっかりとYに見せてあげたくて写真を持ち上げたら、 I は大泣きしてしまいました。
私もつられて涙がどっと溢れてきました。
Yはちゃんと見に来てるよ!

式はフィナーレに近づきました。両家へ花束贈呈。
そして新婦から両親への手紙。
みんな泣きました。

I は文章を書くのが苦手だと言っていたけれど、すごく良かったと思うよ。
仕事で帰りが遅くなってもお母さんが寝ないで待っていてくれて嬉しかったこと、
お父さんとは喧嘩が多かったけど、やっぱり大好きだってこと・・・
飾らない素直な言葉。全て満たされていく・・・そんな気持ちになりました。
(しかも私は見ちゃいました。
男性スタッフの一人が泣いていたのを!鼻、すすってました。)
参加できて良かった。こんな素晴らしい日に立ち会えたことをとても嬉しく思います。
新郎新婦と、旧友と、Yと・・・   私、目が真っ赤です

すごくきれいよ!思わず花嫁を抱きしめてしまいました。
涙が出るばっかりで、何にも言葉が出てこなかったから・・・。
素直で思いやりのあるきみは、新しい家族にも愛されていっぱい幸せになってゆくのでしょう。
良かったね。素晴らしいお父さん、お母さんに育ててもらって。
良かったね。Kさんと出会えて。
幸せだね。
I 、結婚おめでとう。



--最後に--
これといった比較検討もせず、二つ返事でブーケ製作の申し出を
受け入れてくれた I 、旦那様のKさんに心から感謝します。
ドレス試着にまで同行し、打ち合わせができたのはまたとない貴重な体験です。
この経験を活かして、これからの私に磨きをかけていくつもりです!
このページを最後まで御覧いただいた未来の花嫁様、御結婚おめでとうございます。
皆様にも沢山の幸せが訪れるよう願っております。すてきな結婚式になりますように!

                          上野 麻希子



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